「お嬢さん、私と踊って頂けますか?」
「ええ、よろこんで」
こんな舞踏会に来られたのも、みんな魔法使いのお婆さんのおかげ。でも魔法は十二時には解けてしまう。それまでに帰らなくてはいけない。
そう思って、時計を見ると十二時直前。
「すいません、もう帰らなければならないのです」
そう言って男性の手をふりほどき、出口に向かって走り出す。階段にさしかかったとき、十二時の鐘が鳴った。
靴が片方脱げてしまった。でもそんなこと関係ない。私なんかがこんな舞踏会に来ていたことが知られたら大変なことになる。そう思って必死に走り、何とかカボチャの馬車に乗って、帰ることができた。
自分の部屋で、舞踏会を思い出す。
『ああいう舞踏会に一度出てみたかったの。安物で着心地の悪いドレス、狭くて乗り心地の悪い馬車。あれはあれで中々楽しいもの。庶民の舞踏会というやつも、たまにはいいものだわ。また、魔法使いに金を積んで、忍び込んでみよう』
その時、侍女の声が聞こえた。
「お姫様、一体どこに行ってらっしゃったのですか?」
【あとがき】
どうしてもネタが浮かばないときは、童話や昔話を題材する。ショートショートを書くときの安易な方法です。
まえぞうのショートショートへようこそ。全部読み切りで、短い時間で読める小説です。ラジオドラマにも採用されています。少しの間、楽しんでいって下さい。
ブログコミュニティ「edita(エディタ)」に参加しました。ショートショート倶楽部というコミュニティーを作っています。ショートショート好きのブロガーさん、是非参加して下さい。ブログでショートショートを公開している方は、エディター登録して頂ければ嬉しいです。
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2008年03月01日
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まえぞうさん絶好調ですね♪
魔法使いよりお安く格安でさせていただきますので。
それから、「可哀相なお姫様、最後はメデタシ、メデタシ特別ツァー」も、ご用意しておりますので、ぜひ、ご検討をお願いします。
ぁっ、そぅそぅ、舞踏会は、ちゃぁんとお忍びコースでさせていただきますので。
ハッ!? すっかり、まえぞうワールドにはまってしまいました………………
とりぶうさんのところからきました。
また、ちょくちょくきます。
まずはぽちしておきますね。
ちょっとヒツマブシに見えるのは私だけでしょうか?
どうもです。
絶好調と言えば中畑清を思い出すのは私だけ?
(私と同年代の男性だけ?)
その舞踏会、私も参加させて下さい!ww
はじめまして。
ちょくちょくと言いながら、早くも2回も来ていただいてありがとうございます。更新は気まぐれですので、ご了承下さい。
PS
実は、ヒツマブシ大好物です!