私の発明は、時代を先取りしすぎており、なかなか金にはならない。だが、中には金になる発明もあり、私はそれで生計をたてている。
一番金になるのは、古本仕入れ装置だ。この装置を使えば価値ある古本を、安く仕入れることができる。この装置で仕入れた古本を売って儲けるのだ。
私は、以前古本屋に行ったとき、あることに気が付いた。同じ古本でも、新しいものの方が高いのだ。五年前に出版された本より、一年前に出版されたものの方が高い。そこで、気が付いたのだ。五年後に行くことができれば儲けることができることに。
分からないかもしれないので説明しよう。出版されて一年未満の本は高く売れる。その高く売れる本も五年後には安く買うことができる。ということは、五年後に行って安くなった本を買い、持って帰って高く売れば儲かるのだ。それで、私は五年後に行ける装置の研究を始めた。研究を始めてから三ヶ月で装置が完成した。私はこれを古本仕入れ装置と名づけた。
本当この装置には世話になっている。大儲けはできないが、食うには困らない。まあ、その内もっと儲かる発明をしてやるつもりだが…。
【あとがき】
スーパー発明家シリーズの3作目です(初めての方、よろしければ、一作目『スーパー目覚まし時計』、二作目『スーパーゴミ箱』もご覧になってください)。左側のカテゴリーにも発明家シリーズのカテゴリーを追加しました。本当、便利なキャラクターで、これからも活躍してくれそうです。
マンネリと言われればそれまでですが、これでも毎回内容を変えているつもりです。後何作か、この発明家に登場願う予定ですので、つきあってやって下さい。
【スーパー発明家シリーズの最新記事】




